こんにちは。名古屋市内でレンタルオフィスを営むアイ・フジーです。

私達のレンタルオフィスには、起業間もない経営者の方や、副業として会社員をしながらオフィスにご入居いただいている方がいらっしゃいます。

そんな方たちに色々とお話を聞くうちに、割りと多くの方が独立前に副業で力試しをされていることがわかりました。

この記事では「独立前の準備」としての副業について、入居者様のお話などを元に書いてみたいと思います。

独立したいけど仕事があるのか不安

  • いつかは自分で事業を立ち上げたい。
  • 会社の枠にとらわれずに自由に仕事がしたい。
  • 毎日同じ場所・同じ時間に通勤するのが嫌だ。
  • 実現したいビジネスアイデアがある。

 

独立・起業したい理由には、本当に人それぞれの理由があります。

でも、おそらくほとんどの方が

「いきなり独立して仕事があるの?収入を得られるの?」

と不安になってしまって、二の足を踏んでいることも多いと思います。

特にご結婚されてご家族(特に小さいお子様)がいらっしゃる方であれば尚更ですよね。

アイ・フジーにご入居されている経営者の方も、

「そりゃ独立前は不安だったよ。でも、結局なんとかするしか無いからね笑」

という感じで、過ぎてしまった昔のことを懐かしむようにお話される方が多いんですよね。

でも「いまから独立するぞ」という人には、そんな余裕はありません。

 

といった不安は当然のことですよね。

そこで、「独立のシミュレーション」として副業をするというのはいかがでしょうか。

これは複数の先輩経営者さんがオススメしていたことでもあります。

どういったことか、説明していきますね。

まずは週末起業で需要を探ってみる

副業については、政府も企業に解禁するように働きかけるなど、最近見方が大きく変わってきていますよね。

ただ、副業と言っても独立を前提としたものと、単純に収入アップをするものでは意味合いが違ってきます。

この記事を読んでいるあなたは独立を前提としているはず。

であれば、やはり事業として成り立つかどうかをチェックするためのものとする必要がありますよね。

普通に収入アップを狙うサラリーマン・会社員の副業と言えば、

  • FXや株、仮想通貨などの少額投資
  • 普通の時給・日給などのアルバイト

 

などが挙げられます。

しかし、独立して事業として営んでいくことを前提とするわけですから、これらとは違ってくると思います。

例えば、デザイナーやプログラマーであればクラウドソーシングサービスを使ってみるとか、業界の友人などから仕事を依頼してもらうなど。

ECサイト運営であれば、まずは土日を使ってショップ運営の準備をし、小さく運営していく。

とにかく、小さくチャレンジできることを探してみましょう。

この状態で仕事にならないようでしたら、独立したとしても事業として成り立たせるのは難しいかもしれませんよね。

逆に思いの外成果を得られれば、独立しても大丈夫だと自信を持てるかもしれません。

それぞれの起業したいジャンルで、会社に所属しながら副業で腕試しをしてみる。

そうすると、市場での自分の価値を知ることができるのです。

副業で月に20万円稼げるかを独立の目安にする

さて、会社に所属しながら副業をして、市場での自分の価値を感じられたとします。

そうなると、満を持して独立という流れになると思います。

ただその前に、どのくらいの収入があれば独立してやっていけるかを考えてみて下さい。

家族がいるのかどうか、というところで得なければいけない収入は大きく変わってきますが、少なくとも会社からもらっている給料くらいは稼ぐ必要があります。

また、せっかくある程度のリスクを取って独立するのですから、金銭的なリターンはほしいところ。

やはり「会社員の給料 + いま稼いでいる副業収入」の合計くらいは欲しいですよね。

仮に会社の給料が、ボーナスを均して考えて、月額総支給40万だとします。

これに副業分をプラスした金額を最低限のラインとする必要がありますよね。

もしそれが難しいのだとしたら、今のまま副業状態でいたほうが良いかもしれません。

会社員であれば

  • 何かあっても基本的には会社の責任
  • 信用面・保険面で非常に恵まれている

 

というのは間違いのない事実だからです。

やはり非常に守られているのは事実です。

それでも独立・起業する場合、やはり収入を増やすか、精神的な充足を得るかのどちらかは必須で手に入れるべきことです。

ただし、精神的な充足については、ある程度金銭的な余裕がないと難しい部分がありますよね。

ですから、独立する場合は最低限、

  • 現在の会社から出ている給料の総支給額
  • 現在副業で稼いでいる収入

 

のふたつを合わせた金額くらいは稼げる目処を付ける必要があります。

そして、しばらく副業でシミュレーションしていれば、なんとなく肌で感じられると思います。

それでは、具体的には副業でどのくらいの収入を得られるようになったら、独立の目安となるのでしょうか。

私が以前、独立3年目のある経営者の方から聞いたところによると

「副業でコンスタントに20万の収入が得られれば、割りと安定するんじゃない?」

と仰ってました。

副業という限られた時間の中で20万円を産むのは、なかなかハードルが高いですよね。

でも、独立して収入を得ていくのであれば、やはりそのくらいのハードルは乗り越えられる力をつけるべきなのかも知れません。

まとめ

この記事では、会社員・サラリーマンの方が起業・独立の準備として「副業」をしてみることを書いてみました。

普段から弊社オフィスに入居されている方とお話していると、やはり独立してご自身で事業を営むというのは、楽しいことでもあり、大変なことでもあるのだと感じます。

それをまずは手軽に味わってみる手段として、副業である程度の収入を得られるまで頑張ってみる。

そして安定して月に20万円ほどの収入を得られるようになったら、独立を再度検討する。

このようにすれば、いきなり独立したはいいけれど仕事が少なくてやっていけない、ということは防げるかもしれません。